垣本 悠企
大阪支社 2015年入社 美容師歴10年


独立ではなく転職という選択
20歳からずっと、10年近く美容師として勤めていました。もちろん当時の自分には独立という選択肢があったし、考えてもいました。でも独立で本当にいいのかな、と思いはじめたのは、会社の中で新人教育を担当したときから。スタイリストとしてお客様の髪をカットするのは、楽しい。でも美容師さんを育てるという仕事には、はさみを持つのとは別の魅力がありました。美容師ひとりで獲得できる指名顧客の数には、限りがあります。でも教育などの側面からなら、もっと多くの人をよろこばせる仕事ができるかもしれない。育てる、教えるという仕事を経験しながら、独立ではなく転職、という思いが次第に固まっていきました。

10年後、20年後をイメージできるかどうか
美容業界での転職となると、代理店かメーカーか、大きく2つの選択肢があると思います。僕の場合はメーカー希望。つながりのある人から情報収集しながら、業界のメーカーはほとんど調べて、何社も受けました。美容師として働きながら1年くらい転職活動をしたと思います。そうして最終的にたどりついたのが、ナプラです。会社が伸びている、インストラクター専任ではなく、営業兼任というのが決め手でした。もともと経済学に興味があったし、何より業界で長く活躍し続けるには営業は欠かせない経験と思っていたので、他社のインストラクターだけ、という仕事はピンときていませんでした。




自分の強みをそのまま仕事に
入社していちばん苦労したのはパソコン。ワードやエクセルは、正直今も苦手です。でも一方で、自分が得意なものを活かせているのも事実。僕の趣味はカメラです。美容師さんは、コンテスト用のヘアの撮影をしたり、SNSや媒体用の写真を用意したりと、カメラを扱う機会が多い。そこで、撮影の講習会を企画・担当しています。多いときには年間で60回以上実施していて、おかげで全国を飛び回ることに。なぜカメラで?という感じですが、そこがナプラの変わったところで。何かをゼロから立ち上げることが、容易にできる。やりたいことは、大抵実現できます。カメラなんて関係ないじゃん、とは誰も言わないのがナプラなんです。

ナプラはどんな会社?
ナプラには、メーカーに本来あるべき商品開発部がないんです。お客様のいちばん近くにいる人間がつくるべきという考え方があって、誰もがみんな商品開発担当という状態。自分たちでつくることができる、変えることができるという環境が、ナプラというメーカーのオリジナリティにつながっている気がします。