志望理由について 偶然の出会いが、キャリアのきっかけに
大学では応用化学を専攻していて、有機合成の研究をしていました。就職活動は違う業界を目指すところから始めたのですが、通っていた美容室でワックスを勧められたことをきっかけに美容業界に興味を持ちました。
そこで美容室専売品の存在を初めて知ったのですが、お客様に合わせてお勧めされて、お客様に喜んでいただける。そのストーリーに惹かれたんです。
モノづくりが好きだったこともあって、自分も誰かに喜んでもらえるものを作りたいという思いを強くしました。
美容業界を調べる中でナプラを知り、さらに家族など身近な人が「N.」を使っていたことがきっかけで応募しました。
仕事で嬉しかったこと はじめての商品開発。先輩たちと一緒に、1年目から挑戦
入社1年目のとき、ちょうど新しいヘアカラーのブランド「N.ルフレ」の立ち上げがあって、運よくそのプロジェクトに関わることができました。
最初は先輩と一緒にカラー剤の中身を開発するサポートをしたり、ネーミングを一緒に考えたり。実際に商品が世に出たときは、本当に嬉しかったですね。
最初は営業の担当者との意思疎通に苦労したこともあります。とくに質感などは感覚的なことなので認識を合わせるのが難しくて、自分が伝えたいことがうまく表現できないことがありました。
どう伝えたら分かりやすいのか先輩に相談してアドバイスをもらったり、自分の処方に込めたこだわりをどう説明すれば営業がサロン様に伝えやすいかを考えたり。徳島研究だけでなく大阪中央研究のメンバーとも仕事を進める場面もあります。物理的な距離があることにヨット意思疎通が難しく感じることもありましたが、コミュニケーションを重ねることで少しずつ上手く進められる様になってきたと感じています。
営業の仕事について 研究室だけでは完結しない、モノづくりの現場力
ナプラの徳島研究所では工場が隣接しているので、自分が考えた処方がどう生産されていくか、現場を間近で見ることができます。
調合や充填のスタッフさんと直接話をして、より作りやすくなるように手順書を見直したり、使用する温度や配合を変えたりすることも。サロン様の要望を叶えることが優先ですが、その上で製造しやすいことも大切なので、改良できるところは改良します。
自分も入社前までは研究職といえばビーカーを混ぜたりするようなイメージがありましたけど、実際にはもっと広がりのある仕事です。研究する上で必要な、商品を実際に手に取る営業やお客様、製造している工場の声をとても近い距離で聞ける環境は、研究職が現場と地続きになっているからこそです。その環境があるからこそ生まれる創意工夫が多くあります。
ナプラについて 繊細な感覚を言葉で伝える。それも研究職の大切な仕事
商品をつくるとき、試作品ができて自分では「これだ!」と思っても、営業やサロン様の反応が薄いこともあります。
でも実際に使ってもらって「昨日と髪が全然違う」とか「髪の質感が良くなった」といった反応をいただいたときは、本当に嬉しいです。
商品化に向けては、質感や香りなど「感覚」をどう言葉にして伝えるかがとても大切です。
営業やサロン様と感覚をすり合わせるには、自分が作ったものをどう説明するか、自分の感じた違いをどう表現するか、その力が問われると思います。
研究というと静かに黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、自分の周りはよく話しながら仕事をしています。周囲の先輩方も温かく、いいお兄ちゃんのような存在です。
ある1日のスケジュール ONE DAY SCHEDULE
8:30
出社・朝礼
9:00
試作準備・試作
10:00〜10:15
休憩
12:00
昼休憩
13:00
打ち合わせ
15:00〜15:15
休憩
15:15
製造立ち会い
16:00
試作
17:00
退社